Tale

Twitterで表現できない程度の長文を記録しています。

手帳でやるセルフマネジメント

はじめに

 手帳を購入した中学生のときから、ずっとわからなかったことがある。手帳の色分けをどうすればいいかということだ。「そんなの適当でいいじゃん。」と皆に言われ続けてきた。しかし、僕は(プライベートな人間関係を除いて)合理的に考えないと気が済まない性分なのだ。

 そもそも、プライベート・オフィシャルと分けることに何の意味がある。そりゃあまあきっちり色分けできたら綺麗で気持ちいいかもしれないけど、しょせんそれだけ。色分けする時間もペンももったいない。

 何かいい色分けはないか、もしないなら手帳は真っ黒でいいや、と思っていたけど最近自分なりの答えが出た。

 

 

本文

<結論>

 イベントの心理的な印象、つまりポジティブイベントとネガティブイベントで色分けするのがいいのではないか。

※便宜上ポジティブイベントを赤、ネガティブイベントを黒で色分けするとする。

 

<背景>

 メリットは2点ある。

 1点目は、手帳を見るだけで自分の心理状態がわかることだ。月のページを開いて真っ赤だったら自分にとって良い月だと言える。逆もまた然り。

 数ヶ月真っ黒が続いたら何かがやばいんだと僕は捉えている。後述するイベントの心理的な捉え方を変えることの他に、状況を自分から変えることを考えるべきだ。つまり、ネガティブなイベントから逃げてもいいのではないかと立ち止まって考えることだ。結果的に立ち向かうことになっても、「逃げる」という選択肢を想定するだけでだいぶ心理的に楽になる。

 人間は気付かぬうちにストレスを抱え、ある日突然爆発する情緒不安定な生き物だ。いつも優しい恋人が突然激怒し出して「もう我慢できない。別れよう。」と言われたような経験をしたことがある人にとっては理解しやすいはずだ。だからこそ、非常にわかりづらい自分の心理状態を明確にしてくれるツールという性質を手帳に組み込むのだ。そのメリットは、僕にとって非常に大きなものだった。

 

 2点目は、イベントの心理的な捉え方を変えるきっかけを得られることだ。たとえば、あなたは大学1年生で新歓期間が嫌で嫌でしかたなかったとしよう。当然、新歓期間は真っ黒だ。4/2:新歓(黒)、4/3:新歓(黒)、4/4:新歓(黒)、4/5:新歓(黒)。。。手帳を見るだけで心が重くなってくる。

 ここでもちろん、1点目のメリットで触れたように「俺はこんなに新歓が嫌なのだから家に引きこもろう。」という決断をするのも一つの手だ。しかし、その他にイベントの心理的な捉え方を変えてみようとすることも重要な手だ。

 具体的には、「彼女できるかも。」「友達できるかも。」「一日だけでいいから楽しんでみてもいいかも。」「一生の友ができるかも。」「皆で協力して単位をとる連合が作れるかも。」などなど。。。ポジティブに考えられないかを試してみる。「もしかしたら思ったよりもネガティブなイベントではないかもしれないな。」と思考が進んだらしめたものだ。真っ黒で書いた新歓期間を真っ赤に塗りかえよう。 

 

 

さいごに

  基本的に、自分の思考・感情に向き合うことほど難しいこともそうないと思う。そして、そのための手法を確立させている人は非常に少ないと思う。僕もそうだ。だからこそ、手帳によるセルフマネジメントを続けたい。